「ごめんなさい、本当にごめんなさい」



「きっとあなたはここに来るまで、
今までの勇者以上に平和な暮らしをしていたのでしょう」




「……ごめんなさい」



そう彼女はただただ泣きそうな顔をして、
俺の震える手を握ってくれた。






「必ず……私のすべてを賭けて、あなたを守ります」






「――――あなたの命を繋ぎます」








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