アズサとの一騒動があったあと、紆余曲折は経るもののアズサは真人を家に居候することになる。
家に着き待っているのは、かずさの仰天する声だったが、
かずさはよきお姉さん役としてアズサに接してくれるようになる。
一方で、ある場所には不穏な会話がされている。
カーテンを全て閉めているのに部屋に明かりは灯っておらず、聞こえる二人の会話はその顔を見せずにいた。
「――まぁ、確かにな」
「どちらにせよ……もう『引金』は引かれたのよ」
その女性の言葉。それと同時にカーテンの隙間から見える月明かりによってその二人の顔が映し出された。
「この計画は必ず成功させるわ……」
この言葉により、事件は急速に進んでいく。
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