真人が目を覚ましたのは自分の部屋だった。
慌てるアズサとフィルから事情を聞き、二日間も気絶していた事を知らされる。
かずさは家にいて手当をしてくれているのに事情は話す事ができなく、同時に戦闘に破れ迷惑をかけたことによる激しい嫌悪に襲われる。
――なぜ、自分にこの力があるのか。なぜ、俺なのかと。ここまでの運命の巡り合わせを恨みつつ、真人は悩んでく。
そんな迷える真人の心に手を差し伸べたのはボス、友人たちであった。
そしてそれは事件が進むに連れて解明する大事な事。
父親が残してくれた物だったのだ――。
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